O2センサー
「O2センサー」について説明します。
1.O2センサーとは
「O2センサー」は酸素を検知する「センサー」です。
酸素濃度を測定する 「センサー」が「O2センサー」です。
「酸素センサー」とも呼んでいます。
2.用途
自動車は、燃料と空気を送入・混合して燃焼させる燃焼プロセスでは、燃料の完全燃焼、 排気ガスのコントロール、窒素酸 化物の発生の抑制等のため酸素濃 度を常時監視・制御することが重要です。
そのためには、「O2センサー」が必要になります。
「O2センサー」の用途としては、次のようなものがあります。
- 排ガス測定
車の排気ガスの酸素濃度を測ることによって、燃料の噴射量をコントールします。
- 気象計
- 医療用
- 食品産業
などです。
3.O2センサーの種類
「O2センサー」の種類としては、以下のようなものがあります。
- ジルコニア式
ジルコニアセラミックスの両側面に多孔質電極を設け、片側を大気、その反対側を排気ガスにさらすと、排気ガス側の酸素濃度に応じて起電力が発生します。
この特性を活かして、排気ガスの空燃比コントロール等に適用 することができます。
- ガ ルバニ式
「ガルバニ電池式センサー」とは、酸素が還元されるときの電流を酸素濃度として検知する「センサー」です。
「ガルバニ電池式センサー」は、2つの「電極」と「隔膜」、「電解液」によって構成されています。
正極は「白金」などの貴金属、負極は、「鉛」などの卑金属で構成されています。
隔膜は酸素を通します。
正極側では、隔膜から通ってきた酸素にたいして、還元反応がおこります。
負極側では、酸化反応がおこります。
これらの酸化還元反応によって、電流が生じます。
「酸素濃度」によって電流が変化します。
- ポーラロ式
溶液に浸漬した2つの電極の間に電圧をかけると、溶存酸素量に応じて2電極間に電流が流れます。
そのときの、電圧と電流を検出します
などです。
●「その他」の関連ページです。
|
[センサーの種類と概要(ホームへ)]
10:470403