ドローンのセンサー
「ドローンのセンサー」について説明します。
「ドローン」にもいろいろな「センサー」が搭載されています。
安定した飛行を実現するための「センサー」です。
機体の状態を把握することができます。
「ドローン」には、以下のようないろいろな「センサー」が使用されています。
目次
1.GPS(Global Positioning System)センサー
「GPS」は、「Global Positioning System」の略です。
現在の「緯度」・「経度」を計算するシステムです。
GPSは、「スマートフォン」にも、あります。
今、自分のいる場所もわかります。
「GPS」は、アメリカ国防総省が運営し、地球の周回軌道を回る衛星から発信される情報を利用して、受信者と「GPS」の位置関係を測定します。
2016年現在、およそ30の衛星が飛んでいるそうです。
複数のGPS衛星からドローンの位置を割り出し、ホバリング中もその場に留まるように制御します。
ロシアの通信衛星GLONASS(グロナス)も合わせて使用して、より精度の高い測位が可能になっています。
2.ジャイロ(角速度)センサー
「ジャイロセンサー」(角速度センサー)は、機体の「角度の変化」を検出するものです。
水平に機体を保ちます。
例えば、
風などで、機体が左が下に傾こうとする場合、これによって、角度を検出し、それをフライトコントローラーに伝えることで、左側のプロペラの回転数を上げて、左側を上げるといった制御をおこない、機体の水平を保っています。
「ジャイロセンサー」で、「ロール」(回転)、「ピッチ」(上下)、「ヨー」(左右)の3軸の傾きを検出します。
3.加速度センサー
「加速度センサー」とは、「動きの速度」を検出するものです。
検出した情報を基に、GPSを組み合わせて、ホバリング中もその場に留まることができます。
「加速度センサー」で、前後、左右、上下の3軸を検出します。
4.磁気センサー(コンパス)
「磁気センサー」(電子コンパス)は周囲の磁気の影響の大きさを分析し、磁気の影響を補正できます。
それにより機体の正しい方位(方角)を認識することが出来ます。
「GPS」と組みあわせると、より精度の高い位置情報を認識できます。
自律飛行することも可能になります。
5.気圧センサー(高度計)
地上からの高度が高いと、空気の密度が薄くなるため気圧が下がります。
逆に地上付近では、気圧が高くなります。
「気圧センサー」は、この「気圧の変化」を計測し、機体の高さを計算する「センサー」です。
6.障害物検知センサー
「障害物検知センサー」は、「光センサー」で障害物を感知し、障害物に接近しすぎると、自動で、スピードを緩めて、「ホバリング」します。
障害物を回避することも出来ます。
一部の「ドローン」にしかこの機能はありません。
●「センサーの使用機器」の関連ページです。
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