タッチセンサー
「タッチセンサー」について説明します。
1.タッチセンサーとは
「タッチセンサー」は、指で触れるだけで動作する「センサー」です。
一般的には、押す力がほとんどいらないものを「タッチセンサー」と呼んでいます。
「スイッチ」も「タッチセンサー」の一種です。
2.タッチセンサーの用途
「タッチセンサー」の用途は、次のようなものがあります。
- ドアや照明などに使われています。
- エレベータの押しボタン(タッチ式)
- スマートフォンやタブレット端末、ゲーム機など
などです。
3.タッチセンサーの分類
「タッチセンサー」は、原理によって、大きく以下の2つの分類されています。
- 静電容量方式タッチセンサー
- 抵抗膜方式タッチセンサー
です。
それぞれについて説明します。
4.静電容量方式タッチセンサー
「静電容量方式タッチセンサー」は、人体の「静電容量」を測定することで、触れたことを検出する仕組みです。
「タッチセンサー」の表面に指で触れると生じる静電容量(電荷)の変化を、「センサー」が感知することで位置を認識します。
「静電容量」とは、電気を蓄える能力であり、人体など、電気を通すものが近づいただけで変化します。
電気を蓄えられる時間の変化から「静電容量」の増減を調べられるので、人体の接近を検知することが出来ます。
この「センサー」は、指と「センサー」の間に遮蔽物があっても機能します。
「センサー」の値は、距離に応じてアナログに変わるので、複数の「センサー」を並べて、反応のバランスからどこを触っているのか無段階に読み取るといった使い方も出来ます。
「センサー」の面積や手の状態(汗など)によって、反応が変わるため、ソフトウェアによる調整が必要になります。
■「静電容量方式タッチセンサー」」の特徴には、次のようなものがあります。
- 「パネル」に触れない状態でも検出します。
- 「パネル」の上でスライドさせても検出します。
- 「静電容量」がないと検出できません(短所です。)
- 手袋や濡れていると検出できません(短所です。)
などです。
5.抵抗膜方式タッチセンサー
「抵抗膜方式タッチセンサー」は、タッチされた透明導電膜の抵抗値変化の信号を検知して、座標を特定する方式です。
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